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世界に挑み、世界が注目する14歳のスーパーライダー 瀬尻 稜

プロフィール
1996年12月生まれ、14歳、東京都出身。2008年度AJSAグランドチャンピオンを史上最年少の11歳で獲得。2010年にもAJSA年間グランドチャンピオンに輝く。また、ワールドカップなど海外の大会にも出場し、プロスケートボーダーとしての活動領域を積極的に広げている。詳しいプロフィールはこちら


スケートボード撮影:村田憲司

昨年のENJOY!SPORTスケートボード特集にも登場してくれた瀬尻稜選手は、史上最年少の11歳でAJSAグランドチャンピオンに輝いた。最近では、ワールドカップをはじめとする海外のコンテストでも上位に結果を残すなど、難易度の高いトリックも安定してこなすそのスキルの高さ、完成度は、日本人プロスケーターとして世界からも注目を集める。

パークスタイルの表彰式。左端が優勝した瀬尻選手。その右隣が2位の才選手

―― 今回のコンテストは期待通りの素晴らしい展開で、見事に優勝を手にしました。自己採点は?

瀬尻 完璧ではなかったですね。決勝で2トライとも同じ技でミスをしてしまいました。メインのトリックではなかったんですが、やはり全体をみると、ミスするのとしないのでは、パフォーマンスとしての完成度が違うので、ノーミスにしたかったです。

―― 大きなミスはなかったと思いますが?

瀬尻 そうですね。メインで狙っていた技はメイクできたので、それは良かったと思います。

―― 狙っていたのはどういうところ?

瀬尻 8月にアメリカでの大会に参加したのですが、海外のスケーターはハンドレールとかを使ったビッグなトリックでがんがん攻めるんです。なので、でかい技をメイクしたいなと思ってました。それはクリアできたのでよかったです。


―― 7月にチェコで行われたMystic Cupでは、予選を3位で通過し、しかもノーミスでセミファイナルに進出。結果は15位入賞という快挙。アメリカのDew Tourでも一次予選2位、二次予選10位、セミファイナル10位と勝ち進んでファイナルまで進出し、11位という素晴らしい成績でしたね。

瀬尻 Dew Tourの予選というのは、僕みたいな一般の選手が出場して、セミファイナルから有名な選手たちが参加してきます。優勝経験とかもあるようなトップクラスの選手たちが参加するセミファイナルを戦って、その中から12人がファイナルに残ることができます。さらにそこで6人に絞られ、スーパーファイナルとして戦うんです。

―― ファイナルまで残るということはすごいことなんですね。アジア人としても最高の結果でしたが、国内の試合との違いは?

瀬尻 レベル以外ですと、やっぱり試合に対する思いが違いますね。今回優勝した人も、試合の前々日から、会場に来て1日中練習していました。日本の大会では前日に来ることはないですね。それが悪いということでなく、勝つために来ているという、試合に対する姿勢が違うんだと思います。

―― なでしこジャパンの佐々木監督が北京五輪での結果について「目標をベスト4進出にしていたが、周りはみんな優勝を狙っていた」とコメントしていました。それと同じかもしれませんね。世界に羽ばたこうとする瀬尻稜としてそのあたりはどう捉えていますか?

瀬尻 正直、一番の目標は決勝に残るということでした。チェコの大会でもセミファイナルで負けちゃったので。アメリカの大会でも決勝に進んだことはなかったので。今回の試合で、予選は通過できるという自信はついたんですが、予選を超えるとレベルの高いスケーターばかりで、かなり緊張しました。

―― 次の世界大会の予定は?

瀬尻 今年はもう出られないでしょうね。学校が休めなくて・・・来年、高校受験なので(笑)

―― 大会によってボードは変えたりするのですか?

瀬尻 だいたい同じ大きさのものを使います。大会前に新しくすることもありますが。

―― ボードの特徴は?

瀬尻 海外に行くと「細いね」ってよくほかの選手から言われます。外国人は足が大きいので8.Xインチとか使いますが、僕は7.5インチと結構細いほうなんです。

―― それは自分にとってどういうメリットが?

瀬尻 昔からあまり太いのは使ったことがないので。変えてもいいかなと思ってるんですが、試合前に変えるのはどうかなって思ったりしていると、結局このままでもいいかなと・・・。

―― これからの一番の目標は?

瀬尻 Dew Tourに参加して、ファイナルの次のスーパーファイナルへの進出、そこでの表彰台を目指したいです。

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