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映像で極限のスノーボードに挑むスーパースタートラビス・ライスが来日!

スノーボード・ムービーとしては「史上最大級の作品」とも称される『The Art of Flight』(ジ・アート・オブ・フライト)に出演したスノーボード界のスーパースター、トラビス・ライス氏、日本でのDVDリリースを記念した特別上映会に向けて来日したライス氏を迎え、ムラサキスポーツボーダーズファクト原宿店でトークショー&サイン会が行われた。

ムラサキスポーツボーダーズファクト原宿店の店舗前にはレッドブルの宣伝カーが置かれていた(写真左)
店舗入り口付近に設けられたミニステージで行われたトークショー&サイン会にはたくさんのファンが詰めかけた(写真右)

 10月5日、小雨が降りしきる夕刻、今年5月にオープンしたムラサキスポーツ「ボーダーズファクト原宿店」の入り口付近には、何かを待つ黒い人だかりができていた。
 その人垣を縫うようにしてひとりの男がふらりと店内に現れた。
 世界のスノーボード界を牽引するカリスマライダー、トラビス・ライス氏だ。集ったファンに「Hi!」と声をかけ、気さくにハイファイブを交わす姿からは、とても世界のスノートレイルを股にかけるスーパーライダーとは想像できない。

ファンの声に応えてサインし、記念撮影を行うライス氏

<取材協力>
ムラサキスポーツ ボーダーズファクト原宿店

渋谷と原宿を結ぶ明治通り沿いに位置するムラサキスポーツボーダーズファクト原宿店。写真は左より岡山可愛さん、店長の宮崎泰徳さん、大熊麻菜美さん、前列が菊池泰雅さん

トラビス・ライストークショー

1982年、米国ワイオミング州ジャクソンホールで生まれたトラビス・ライス氏は、今年10月で28歳の誕生日を迎える。12歳でスノーボードを始めたという彼のホームグラウンドは、ホームタウンでもあるジャクソンホール。世界で最も優れたオールラウンドタイプのライダーとも評され、数々の輝かしい戦績もさることながら、究極のスノーボード映像を追求し続ける彼の動向には世界が注目している。今回、ボーダーズファクト原宿店で行われた貴重なトークショーの一部を以下にお伝えしよう。トークショーはTwitterやFacebookで寄せられた質問にライス氏が答えるという形式で行われた。

――The Art of Flightの制作で苦労した点はどこですか?

ライス この2年間ずっと撮影を続けてきたんだけど、たくさんのクルーがいて、何台ものカメラとか、数十キロにもなるたくさんの撮影機材を、誰もいなくて、誰にも手伝ってもらえないような場所に運んだりしなければならない。それが一番のチャレンジだったと言える。

――危険を感じた瞬間はありますか?

ライス いっしょに滑っていたライダーが怪我をして、彼らを安全な場所まで連れていったときだったね。スコッティ・レゴが顎を骨折したとき、マーク・ランドヴィックが膝を怪我したときさ。

――ジャンプしているときには何を考えていますか?

ライス 飛ぶ前と着地するときはちょっとアグレッシブだったり、乱暴なときもあるけど、エアーを飛んでいるときは頭の中はとても平静で、何も考えてないね。

――撮影で最もエキサイティングだったことは何ですか?

ライス 今回の撮影の8割は、これまで行ったことがない場所で行ったんだ。そういう場所を探し出して、そこでキッカーを作ってジャンプをする。天気が良くて、ジャンプが成功した瞬間は最高なんだ。

――たくさんのライダーが参加していますが、一番インスパイアされたライダーは誰ですか?

ライス 誰かひとりのライダーの名前を挙げるのはむずかしい。BRAIN FARMをはじめとする制作スタッフたちも含め、この映像をいっしょにクリエイトするというプロセスが最も刺激的だったと言える。

――次のプランは何ですか?

ライス 数年前に「QuikSilver Natural Selection」というスノーボードコンテストがあったのを覚えているだろうか?(2008/1/30-2/5に第一回大会がライス氏のホームタウン、ジャクソンホールで行われ、ライス氏をはじめ、ジョン・ジャクソン、ニコラス・ミューラー、マーク・カーターといったトップクラスの選手17人が参加し、ライス氏が優勝を手にしている) それと同じような新しいコンテストのプロデュースがいま手がけていることの1つなんだ。次の冬季にカナダのBaldface Lodgeという場所で開催するレッドブルのスノーボードコンテストで、世界中から20人のトップライダーが参加して技を競うんだ。過去3年間ずっと取り組んできたプロジェクトで、夏の間はコースの設計やら準備をしてきたから、世界最高のライディングが見られるはずなんだ。期待してほしいね。

――好きなトリックは何ですか?

ライス 複雑なものより、シンプルなトリックが好きなんだ。

――好きな山はありますか?

ライス う〜ん、とてもたくさんあるね。どの山というよりも、大切なのはコンディションなんだ。天候とか、誰といっしょに滑るとか。日本だったら、たとえば、北海道のニセコとかルスツで、夜のパウダーを滑るのは、他にない最高のコンディションだね。

――サーフィンとかスケートボードはやりますか?

ライス スケートボードは以前ほどにはやってないけど、最近はサーフィンに情熱を感じてるね。でも、スノーボードのせいで、サーフィンをする時間があまりないんだ(笑)。

――オリンピックは目指さないのですか?

ライス オリンピックの観戦は好きなんだけど、個人的には僕のスタイルじゃないし、興味がないんだ。

――あなたのゴールは何でしょう?

ライス なんだろうね・・・今を楽しく生きること。いい友達がいて、笑いながら死ねる、そんな人生を送ることかな。

――あなたにとってスノーボードとは?

ライス 外に出かけるための最高の言い訳かな(笑)。もちろん、スノーボード自体はとても素晴らしいものだけど、多くの人にとっては、楽しみであり、出かけるための言い訳なんだ。

写真:ビジュアライズイメージ提供

宙を舞い、崖を滑降し、前人未踏とも思える難所を突き進む。それはまさにスノートレイルを翔るアドベンチャーレースのようにも見える。ライディングムービーという枠を超え、かつてない次元にまでスノーボードのテクニック、スタイルを突き詰めることに成功した映像がこの『The Art of Flight』である。2008年に発表された前作『That's It, That's All』から4年という歳月をかけ、トラビス・ライスが挑んだ映像プロジェクトの成果がここに見事に結晶したと言っていいだろう。映像プロダクションBRAIN FARMと取り組んだこのスペクタクルなスノーボード・ムービーは、ヘリコプターによる空撮や最新の映像技術を駆使して練り上げられている。ライス氏のホームグラウンドでもある米国ワイオミング州ジャクソンホールはもとより、アラスカ、チリ、パタゴニア、ブリティッシュ・コロンビアなど世界中の極限とも言えるスノートレイルで、ジョン・ジャクソンやニコラス・ミューラーといったトップライダーたちと挑んだライディングは、まさにアートパフォーマンスと呼ぶにふさわしい次元に達している。

The Art of Flight - Collector's Edition
DVD『The Art of Flight - Collector's Edition』
仕様:DVD+ブルーレイ2枚組/カラー
収録時間:約80分  言語:英語のみ
価格:4,515円(税込)
発売日:2011年10月8日発売
発売元:ビジュアライズイメージ株式会社
問い合わせ:http://www.visualizeimage.com/
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