
テニスラケット世界トップで、メジャーリーグのオフィシャルグラブを供給するなど、世界のトップスポーツブランドのひとつ「ウイルソン」が、2月22日、東京都内のホテルで「バドミントン・サミット」を開催しました。そこには、潮田玲子さんとの「イケシオ」コンビで注目されるバドミントン日本代表混合ダブルスの池田信太郎選手(29、日本ユニシス所属)の姿が。ENJOY!SPORTは、ウイルソンとの公開用具契約に参加した池田選手との独占インタビューに成功!バドミントンというスポーツの持つ魅力や楽しみ方を伺ってきました。
バドミントン界の“イケメン”プレーヤーとして知られる池田選手ですが、潮田玲子選手(26、三洋電機所属)との「イケシオ」コンビとしても注目されています。昨年(2009年)は7月の結婚後、10月に日本バドミントン界初のプロ選手となりましたが、12月の日本リーグ試合中に利き腕の右手首を骨折する大トラブルに見舞われるなど、大変な年でした。
手術を受け、傷が癒えてようやく抜糸したばかりという池田選手でしたが、サミットでは、「こうして公開調印(詳細は後述)をしたのも、もっとバドミントンをメジャーにしたい、見せるスポーツにしたいという思いがあるからです。多くの人が試合会場に足を運んでくれ、競技を見て共感してもらいたい」と話しました。
詳しくは以下の独占インタビューをご覧ください。
池田:父親(明男さん)が地元(福岡県岡垣町)のジュニアのバドミントンクラブでコーチをしていたので、幼いころから自然にやっていました。気がついた時には体の一部、という感じでした。今ではもちろん、なくてはならないものです。
池田:クラブに入ったのは小学校2年の時ですが、姉や弟もやっていて、遊びの延長のようで楽しくやっていました。嫌いだと思ったことはないですね。
池田:大学(筑波大)までもバドミントンを通じて友達がたくさんいたし、練習や試合がきつい、と思ったことはありません。当時は、純粋に強くなりたい、とは思っていましたが、五輪の選手になろうとか、世界チャンピオンとかはその延長にあればいいと思う程度でした。
池田:入社した日本ユニシスでは、やはり“結果”が求められましたね。その時になってプレーヤーとしての欲が出てきたと思います。それが一種の仕事でもあり、(試合結果が)成績になるんだ、という気持ちが強くなりました。
池田:お台場に近い有明やナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で練習をすることが多いですね。オン・コート、オフ・コートともにびっしりとあるメニューをこなしています。所属チームとしての練習よりも、今は代表として合宿することも多いです。
池田:バドミントンは思いのほかハードな練習をすると思いますよ。コートに立たない練習でも、心拍数を上げるために1時間ずっとダッシュをやるとか。350メートルのダッシュを10本とかですね。
池田:年間で100日ほど行っています。昨年だと、韓国、中国、マレーシア、タイ、ブルネイ、フランス、スイス、英国、デンマーク、ドイツといった国々です。

池田:これまで海外で6大会、国内では2大会をともに戦っていますが、昨年9月から一緒にやっていますが、いろいろ協力し合っています。混合ダブルスでは、後衛からの強い球が求められるので、ウェートトレーニングで筋肉をつけるようにしています。トレーナーも1対1でついてくれるので、自分1人だけより、より追い込んだ練習ができます。
池田:男子ダブルスだとスピードが、女子ダブルスはラリーの面白さがそれぞれあります。混合ダブルスはその両方のよさがあります。それに注目してほしいですね。昨年暮れに、右手を骨折して、2カ月間ラケットが振れませんでしたが、もう大丈夫。早く試合に出たいと思っています。今年はロンドン五輪出場を決めるために、ランキングを現在の48位から16位内に上げたいですね。
池田:スポーツを楽しんでやる、というのは一番大事なことですよね。そして、勝った時の喜びで続けられる面があります。僕はもうすぐ30歳になりますが、これくらいの年齢になると、仕事が忙しくてスポーツをやる時間がない、とこぼす人もいますが、誰でも1つは自然に楽しめるスポーツを持っていてほしいです。仕事の息抜きにもスポーツはプラスだし、そうして体を動かすことが仕事にもいい影響を与えてくれるでしょう。
池田:学生時代から冬場は山に行ってスノーボードをやっています。今年はけがをしたので行けませんでしたが(笑)。あと、サッカーと野球も見るのは好きです。サッカーはやってみたいんですが、その時間がないので・・・。
池田:半年経ちますが、やはり生活面で妻に支えられ、プレーに集中できるようになりました。生活に安心感が持てるようになったと思います。
契約後、報道陣の前で記念の握手を交わす池田選手と鳥居社長このサミットでは、ウイルソンのバドミントンラケット「BLX」シリーズのお披露目のほか、池田選手との用具使用契約も発表されました。
ウイルソンを日本国内で展開するアメアスポーツジャパンの鳥居恵一郎社長は、「他とは同じことをやらないという姿勢でバドミントンを全力でサポートしたい。バドミントンビジネスを本格化させ、テニス以上の存在感を目指します」と、バドミントンを日本でもっとメジャースポーツに進化させていく姿勢を打ち出しました。池田選手については「ベストジーニストを狙えるかっこいい男を口説き落としました」と話し、会場を沸かせるひとこまも。
バドミントン関係者と報道陣の前で池田選手と鳥居社長が契約書に調印。プロ野球や、サッカーなどではよく見られますが、バドミントン界では異例の公開契約となりました。
池田信太郎モデル「VERTEX BLX」を手にとる池田選手新製品となる「BLX」シリーズは、玄武岩から作られる繊維「バサルト・ファイバー」をフレームに使用したものです。バサルト・ファイバーは軽量で衝撃吸収性に優れ、ラケットを使うプレーヤーがそれぞれのレベルで心地よいと感じる打感を得ることができます。
池田選手は「打ったときにシャフトが硬くなく、しなりがあって打ち応えのある球を打てる。コートの上では、上からのジャンプスマッシュをこれで決めたいですね」と印象を話してくれました。