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第6回フレンドシップサイクルフェスティバル in 富士スピードウェイ

フォトクリエイト

スペシャルインタビュー

今中 大介ツール・ド・フランス経験者 今中大介のこれがサーキットレースの心構えだ!
日本人として、初めて近代ツール・ド・フランスに出場し、プロ選手を引退後はさまざまな活動を通して自転車に乗る人たちのサポートを続ける今中大介さん。ここではトレーニング方法や機材など、初めてのサーキットレースデビューまでにやっておきたい準備を、今中さんの豊富な経験をもとに語ってもらった。

 

プロフィール:今中大介(いまなか だいすけ)

シマノレーシングの選手として、ツール・ド・北海道3勝、国体ロード3連覇などを果たし国内最強のアマチュア選手に。1994年プロに転向し、イタリアの名門プロチーム「ポルティ」と契約。ヨーロッパ各国で転戦を開始する。翌年、世界の3大自転車ロードレースのひとつ「ジロ・デ・イタリア」に出場。1996年は日本人のプロロードマンとして唯一「ツール・ド・フランス」に出場し、日本人初のワールドカップポイントを獲得する。1997年のジャパンカップを最後に現役引退。翌年、「株式会社インターマックス」を設立する。テレビやラジオでもスポーツサイクルアドバイザーの立場から解説を務るなど、多方面で活躍する。

登りとハイスピードに慣れる練習をしよう

富士スピードウェイについては、F1のレースなどをテレビで見たことがある人も多いと思います。でも、コースは平坦なように見えて、実はビックリするぐらいアップダウンがあって、自転車では登りがきついところです。この登りをいかにこなせるかが大事なポイント。最低でも本番3週間前から意識して坂を登る練習をしましょう。下りでの惰性をある程度生かして重いギアのまま登り始め、ペダルの回転数が落ちたところでギアを軽くするようにするのもポイントのひとつ。
また、通勤やトレーニングで普段からロードバイクに乗っている人も、サーキットではいつもよりハイスピードで走ることになるので、緊張して無駄な力が入ることがあります。それには路肩の広い幹線道路など安全に走れるところで、クルマの流れに乗るような感覚でスピードを出すことに慣れましょう。高速で足を回す筋肉の動きの練習にもなります。

ハンドルを低く、空気抵抗を意識したフォームで

サイクリングやヒルクライムでロードバイクに乗っている人は、ハンドル位置が高いことが多いですね。サーキットレースでは空気抵抗を減らすために、ハンドルの位置を少し下げてみましょう。
タイムトライアル(TT)では、より空気抵抗を減らすフォームを意識しましょう。なるべく腕を縮めて肩を低くするといいですよ。最初は腕を縮めるだけで苦しく感じるかもしれないけれど、1週間、我慢して練習すれば、筋肉の動かし方をカラダが覚えて違いが出てくるはずです。 また、TTではタイヤの空気圧も普段の7〜8気圧から、10気圧ぐらいに上げるのも有利に働くでしょう。

サイクルコンピューター、心拍計を活用しよう

サイクルコンピューターと呼ばれる自転車につけるメーターは、ぜひ活用してほしいですね。自分のスピードが数字となって目に見えるのは励みになります。 できれば心拍計がついているものがいいですね。今までサインクリングで20〜30kmしか走ったことがない人が100km走りたいと思ったときに、自分がラクに走れる心拍数がわかれば長距離を走れるようになります。
心拍計を最大限に活用するには、厳密には自分の最大心拍数を把握しなければなりませんが、それを調べるには特別な機材が必要です。一般的には、普段150拍/分ぐらいで走れて、登りで160拍/分を超えるぐらいの人が多いですが、心臓の大きさや強さなどは人それぞれなので、周りの自転車仲間と相談したり比べたりして、自分がラクに走れる心拍数、ある程度高い強度を維持できる心拍数を見つけましょう。
心拍計がついているコンピューターは消費カロリーが計算できるものも多いので、ダイエットしたい方にも役に立ちますよ。

女性も初心者も、サーキットレースの雰囲気を楽しんで!

最近はダイエットのためや、ロードバイクのデザインに興味をもって自転車に乗られる女性の方も増えています。有酸素運動が長時間できるロードバイクに乗って、健康的にやせたという女性がたくさんいるんですね。そんな方にとっても、本格的なサーキットを走るチャンスはめったにないと思うので、ぜひこの機会を活かして、富士スピードウェイでのレースに挑戦してほしいです。
初めてレースに出られる方は、一度は集団の先頭に出て、集団を引っ張る雰囲気を味わうのもいいかもしれません。もちろん自信のない方は集団の後ろで安全に走るのもいいです。あまり緊張しすぎると心拍数も上がりますし、危険な動作も増えますので、できるだけ普段通りの精神状態を保って、しっかりレースを楽しんでください。
お天気がよければ富士山も望めるし、絶好の景色の中で一日を楽しめると思いますよ。家族や仲間とお祭り気分で、たくさんの方に参加してほしいですね。

今中大介の「かかってきなさい!」

タイムトライアルは僕も最近はあまりやらないんですけど、選手の頃を思い出しながら走りたいですね。今でも毎日1時間は自転車に乗るようにしていますが、坂が好きなので、今住んでいる山梨では坂ばかり走っています。でも、富士スピードウェイでのレースまでは平坦の練習も増やしていきますよ。
最近は一般のサイクリストでも速い方がたくさんいらっしゃるので、負けちゃうかもしれないな。でも、皆さんの走りを応援しつつ、テクニックでカバーして、元プロらしい走りをします。
それと、栗村くんが僕に挑戦状を送ってきましたね! 僕の方が年齢は上ですけど、栗村くんのタイムには絶対に負けませんよ。さぁ、みんなまとめてかかってきなさい!


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