
金子広美:大櫛さんは最近、自転車をはじめられたそうですね。
大櫛エリカ: そうなんです。はじめてまだ1カ月くらいですけど、先月は「北海道富良野アースライド」(6月27日)で85kmを完走し、今月11日(日)には「館山わかしおトライアスロン大会」で初めてトライアスロンに挑戦して、27.75km部門(スイム750m×1周回、バイク5km×4周回、ラン2.5km×2周回)の女子総合2位で完走しました。
金子:いろいろな大会にチャレンジしているんですね。自転車を始めたきっけかは?
大櫛:ランニングが好きで、ずっとがんばっているんですが、長い距離を走っているとどうしても膝に負担がきてしまって、トレーニング方法を少し考えなくちゃいけないなと思っていたんです。そんなとき自転車に出会いました。自転車はランニングに比べて膝への負担が軽く、負荷をかけずに膝まわりの筋肉を鍛えることができると聞いたので、これはいいと思ったんです。
金子:そうですね。自転車の場合はコースの勾配や自分の足の疲労に応じてギアを選び、足への負荷を調節できるので、おっしゃるとおりだと思います。
1980年9月9日生まれ。2004年9月に結婚。独身時代のスポーツ経験は中学の陸上部まで。結婚を機に2004年11月から自転車を始める。デビュー戦では8人中7位。そこから負けず嫌いに火がつき、真面目な性格も手伝って日々の練習を積み重ねた。2008〜2010年Mt.富士ヒルクライム3連覇。2009年より全日本実業団レースにも参加。2010年は「イナーメ・アイランド 信濃山形」所属。6月の全日本選手権で8位完走。
大櫛:自転車をはじめる前は、ロードバイクに乗る人たちって本格的な方ばかりというイメージだったんですが、金子さんはミセスでいらっしゃるんですよね。自転車をはじめられたきっかけは、なんですか?
金子:主人が結婚前からロードレースに出ていて、よく応援に行っていたんです。でも、当時はまったく興味がもてなくて、レースを観に行ってもつまらないんですね。そんな私が彼と結婚して、ちょっとしたことでケンカが多くなっていって・・・。行き詰まりを感じていたある日、「自分が変わらなきゃ、何も変わらない」って気づいたんです。そこで、まずは彼の好きな自転車を始めてみようと思い立ちました。おかげで同じ楽しみを共有できるようになり、二人の関係が良くなりました。
大櫛:スポーツを始めるとライフスタイルや考え方が変わるって、ありますよね。そんな金子さんは、いまやヒルクライムの第一人者。どうやって自転車にのめり込んでいったんですか?
金子:一番のきっかけは、ある大会で男子選手に離されてしまい、心の底から「おいていかれるのはイヤ!」って思ったことです。そこでスイッチが入ってしまい、猛練習に取り組むようになりました。始めた当初はロードバイクのバランスをとるのもままならず、ボトルホルダーからボトルを取るのさえも恐かったくらいなんですよ。
大櫛:「負けたくない!」っていう気持ち、わかります。私の場合、ランニングは自分と戦うスポーツで、自分に負けたくないという気持ちが強いんですけどね。でも、ロードバイクでレースに出たら、周りの選手が気になるのかな? ちょっと楽しみです。
タレント・女優。1980年9月25日生まれ。1996年に歌手デビュー。2007年2月からアシックスのランニングイメージキャラクターを務める。2010年東京マラソンを3時間38分で完走。中学時代は陸上部に所属。ENJOY! SPORTのチャンレジ派として、6月の「北海道富良野アースライド」では85kmの自転車ロングライドを走破。7月の「館山わかしおトライアスロン大会」ではトライアスロン初挑戦にもかかわらず、27.75km部門女子総合2位で表彰台に上がる。
大櫛:金子さんは体型がスリムでいらっしゃいますよね。自転車をやると、足に筋肉がついてムキムキになっちゃうんじゃないかって心配している女性も多いと思いますが。
金子:自転車は足の筋肉をバランスよく使うので、意外に太くならないんですよ。私はヒルクライムという山をひたすら登る、上り坂のレースが大好きですが、ハムストリングと呼ばれる太ももの裏側の筋肉を使うので、ヒップラインがひきしまった感じがしています。
大櫛:ウエストも細くなりますよね!
自転車に乗る正しい姿勢を保つには腹筋を使うので、自転車トレーニングをするようになったこの1カ月で、ウエストのくびれがはっきりしてきました。ちなみにトレーニングは週2日、1回につき2時間程度ですが、それくらいで健康的で女性らしいカラダになれるなんて、自転車トレーニングの即効性には驚きです。
金子:自転車は有酸素運動を長時間できますから、消費カロリーが高いんです。だから、好きなものも安心して食べられます。女の子は美味しいものに目がありませんから、自転車で遠くへ行って、美味しいものを食べられるのは魅力的ですよね! 私なんて、自転車に乗っては食べ、食べては乗っての繰り返しですよ。
大櫛:私も好きなものをたくさん食べます!
金子:大櫛さんは8月15日の「フレンドシップサイクルフェスティバル」に出場されるんですよね。富士スピードウェイのような一流のサーキットを自転車で走れるなんて、楽しいと思いますよ。
大櫛:私も楽しみにしています。なにしろロードレース初挑戦ですから! ロードレースはどんなところがおすすめですか?
金子:集団で走る楽しさを、ぜひ味わってほしいです。特に女性は走りながら声をかけ合うんですが、「けっこうきついですね。がんばりましょう!」なんて言われると、励みになって気持ちが軽くなります。こういうコミュニケーションは女性ならではだと思いますし、みんなで走る楽しさのひとつだと思います。
大櫛:真夏の、しかも炎天下のレースとあって暑さ対策が心配ですが、どんな準備をしていけばいいでしょう?
金子:スタート前にウェアを濡らしておくといいですよ。それから日焼け対策はしっかりしてください。日焼けをすると体力も消耗しますから。特に女性は日焼けを気にして長袖を着る方もいるようですけど、やはり暑いので、それよりも脱着可能なアームカバーがおすすめです。長さ調節もできるので便利ですよ。
大櫛:なるほど! それはいいですね。ぜひ準備したいと思います。
金子:大櫛さんのように自転車を始める女性は増えていますから、ぜひたくさんの方にレースを経験していただきたいですね。また、これから始めてみようかなと思っていらっしゃる方は、まず通勤に自転車を使うなどして自転車を生活に取り入れ、慣れてきたら徐々に走行距離を伸ばしていけば、長い距離を走れるようになります。最近は自転車ショップも増えていて、分からないことがあれば店員さんがていねいに教えてくれるので、気軽に相談してみるといいですよ。それでは大櫛さん、富士スピードウェイでのレース、応援しています。がんばってください!
大櫛:ありがとうございます。いい報告ができるように、がんばります!
関連リンク >>館山わかしおトライアスロン大会 >>北海道富良野アースライド