大櫛エリカがチャレンジ!
北海道富良野アースライド(6月27日)で85kmの自転車ロングライドを走破した、フルマラソン3時間38分の記録の持ち主、大櫛エリカが今度はトライアスロンに挑戦だ!
デビューの舞台は記念すべき第1回開催の「館山わかしおトライアスロン大会」(7月11日)。得意のランニングとロングライドの経験を生かし、初レースで完走するための基本テクニックを、プロアスリートの白戸太朗さんに伝授してもらう。トライアスロン初心者必見!


一般の選手が参加する大会は、ウエットスーツの着用が義務付けられている場合が多い。ウエットスーツはゴム素材のため、浮力がついてカラダが浮きやすい。前開きのセパレートタイプは脱着がしやすいので、初心者にオススメ。
ドルフィンスルーは波のタイミングをみはからい、波の下をくぐり抜けるようにして沖に出る泳法。両腕をしっかり伸ばして体を板のように保ち、両足でキックしながら前進しよう。波を抜けたらクロールにスイッチだ。
海でのスイムは自分の進行方向を確認するため、呼吸の間に頭を前方に上げるヘッドアップを挟む。しかし、初心者には難しいので、平泳ぎで十分。クロールの間に平泳ぎを入れて、折り返し地点のブイや浜辺の位置を確認しよう。
海でまっすぐ泳ぐには、呼吸を左右交互に行おう。どちらか片方だけだと、進路が曲がる原因になる。また波が左側から来るときは右側で、右側から来るときは左側で呼吸すれば、海水が口に入るのを防ぐことができる。
スイムからバイクに切り替えるトランジッションエリアでは、流れをシミュレーションして道具をセッティングしておこう。身につける順番は自分がやりやすいようにするのが一番だが、一般的にはヘルメット、シューズ、サングラス。目立つタオルを地面に広げておけば、自分の自転車が見分けやすい。トランジッションは「速く、スムーズに、正確に」が大切。
スイムからバイクに移った直後は、のどが渇いて水を飲みたくなるものだが、ボトルに手を伸ばすのは、ある程度スピードが乗ってから。自転車は低速だと安定感を欠くため、バランスを崩して転倒の原因になる。スピードが乗ってきたら、ゆっくりボトルを取って水を補給しよう。
サドルにまたがる姿勢は骨盤をやや起こすイメージ。おなかに力を入れないと腹部が下がり、股間に負担がかかって痛くなるケースが多い。骨盤を起こすには腹筋と背筋が不可欠。日頃のトレーニングがものをいう。
自転車で長距離を走るには、ペダルの回転数を一定に保つのがポイント。スピードを意識するよりも、回転数が落ちないよう、こまめにギアを変えよう。回転数の目安は1分間に90〜100回転程度。一定のリズムでペダリングしよう。
膝まわりの筋肉の強弱や骨格、クセによって、膝が内側に入ったり外側に広がったりしがちだが、膝はまっすぐ前に出そう。つま先、膝の方向がまっすぐ前に向いているのが理想的。自分のクセを自覚して意識すれば、膝に負担をかけず長距離を走ることができる。膝の故障防止にも効果あり。
トライアスロンのランはストライドではなく、小さい歩幅で足を回転させる“さばき”が勝負。スイムとバイクの後は、ただでさえ足に疲れがきているので、筋力ではなく足の回転で走ろう。まっすぐ立ってカラダを前に倒していくと、自然に足が一歩前に出る。この一歩がランに適した歩幅だ。
上半身は自然な前傾姿勢を保ち、腕をしっかり振ろう。腕振りは疲れて動かない足を助けてくれる。走りはじめの10分程度は苦しいかもしれないが、1〜2km走れば感覚が回復してくるはず。それまでは足ではなく上半身を使って走るイメージで。
種目の切り替えがあるぶん、ハプニングも多いのがトライアスロン。小さなアクシデントは気にせずマイペースで。
レベルの高い選手のマネをして、普段のトレーニングでしたことのないことをしないように。あくまで基本に忠実に。
レースでは自分のことで精一杯になりがちだが、周囲にも気を配り選手同士の接触に注意しよう。
スタートからフィニッシュまでは長丁場。調子の波があるのは当然だ。調子が落ちてもあせらず、回復するのを待とう。
トライアスロンは自分と戦うスポーツ。自分を信じて、自分に打ち勝とう!
大櫛エリカの完走宣言!
スイム、バイク、ランの3種目を一気にこなすというのは大きな挑戦。スタートからフィニッシュまで、どういうふうにまとめればいいのか、そこが一番不安でしたが、今回、一連の流れとレースでの心構えを教えていただけて、不安な気持ちが解消されました。レース本番でハプニングが起きたとしても、あわてず、平常心を保てそう。いまは大好きな海を泳ぎ、トレーニング中の自転車で走り、得意のランで完走するのが楽しみです!

















