財団法人 日本サッカー協会は、2010 FIFAワールドカップ南アフリカ大会で日本代表チームが着る新ユニフォームの発表会を、デザイン・製造を担当したサッカー日本代表オフィシャルサプライヤーのアディダスジャパン株式会社とともに、11月9日(月)、東京・神宮の聖徳絵画館で開催しました。
会場となった聖徳絵画館の正面入り口をの階段には赤いじゅうたんが敷き詰められ、多数の報道陣やファン、サポーターが詰めかけた盛大な発表会です。隣接する国立霞ヶ丘球技場は、日本サッカーの歴史が刻み込まれた“聖地”でもあります。

発表会場に詰めかけた報道陣。ファンやサポーターにも一般公開されました
建物の左右ウイングには、新ユニフォームを飾り付けた垂れ幕が掲げられていました
発表会のMCを務めたのは、タレント、俳優、歌手、ミュージシャンで、サッカー通としても知られるうじきつよし氏。「4大会連続出場を狙う日本代表チーム、そのチームを率いる岡田監督が掲げる目標は世界ベスト4進出という「革命」。日本代表チーム「SAMURAI BLUE(サムライ・ブルー=FIFAワールドカップに出場する日本代表チームの愛称)」を革命に導く羽を持つ新ユニフォームを発表します」とスタートを切りました。

最初に挨拶に立ったのは、財団法人日本サッカー協会の犬飼基昭会長。同会長は、「感銘を受けたのは、左の胸に付いている日の丸。歴代の日本代表ユニフォームに使われた糸を使って作られていること。先人達の魂と、これから戦おうとしている現役選手の情熱、そして次は自分たちの番だと願う子供たちの夢、この3つを日の丸に織り込んだもの」と新ユニフォームのデザインを評価。
続いて、アディダスジャパン株式会社代表取締役社長パスカル・マルタン氏が新オフィシャルユニフォームのコンセプトを次のように説明しました。「3つのポイントは、選手のコンディション、気候、プレイスタイルに合わせて選択できること(テクノロジーコンセプト)、革命へと導く「三本足の烏」の羽がデザインされていること(デザインコンセプト)、歴代サッカー代表の願いが込められたエンブレムが施されていること(JAPANコンセプト)」
さらに、同社の担当マーケティングマネージャーの外村氏が、現役時代からアディダスの商品開発アドバイザーであり元サッカー日本代表の名波 浩氏とともに、デザインコンセプトやユニフォームの機能についてプレゼンテーション。
そして、メインイベントには、今月の海外遠征に招集された日本代表メンバーのほか、なでしこジャパン、フットサル日本代表メンバーなど総勢20名が、新デザインユニフォームで登場。キャプテンを務める中澤佑二選手、徳永悠平選手、内田篤人選手、玉田圭司選手らがユニフォームやワールドカップなどへの意気込みを語りました。また、SAMURAI BLUEを率いる岡田監督も登壇し、ベスト4進出という「革命」への決意を語るとともに、サポーターへの応援を呼びかけました。
選手たちが入場すると、背後には新ユニフォームのジャイアントジャージーも掲げられました
そして、最後のフォトセッションでは、オフィシャルサポート数十人も選手たちの両サイドに加わり、これから南アフリカ遠征で成田に向かう日本代表チームにエールを送りました。
日本代表チームと岡田監督
なでしこジャパンとフットサル日本代表からもメンバーが参加しました
最後はサポーターたちといっしょに。前列中央が、左からマルタン社長、岡田監督、犬飼会長

新ユニフォームには、「TECHFIT(テックフィット)」と「FORMOTION(フォーモーション)」という、選手自身が選択できる2タイプが用意されています。TECHFITは、クモの巣状に張り巡らせたパワーバンドで体にフィットし、適度な圧着によって、姿勢や筋出力を向上させるというもの。一方のFORMOTIONは、3次元立体裁断技術で着心地や動きの快適性を重視したものです。また、素材には、導水ループとドライループを組み合わせた最新ファブリック「Fabric XX(ファブリック ダブルエックス)」が採用されています。


左の胸にあしらわれているのは、日本国旗と日本サッカー協会の新エンプレム。日本国旗は、歴代サッカー日本代表ユニフォームの糸で織り上げたワッペンで、日本サッカーの歴史を切り拓いてきた先人たちの魂を刻み込んだもの。新エンブレムは、古来から勝利を導くとされる「三本足の烏」はそのままに、白地に赤という日本国旗のデザインを取り入れ、日本を背負って戦いに挑む覚悟を象徴するものです。また、「革命へ導く羽」として、三本足の烏の羽がジャージー前面に紋様として織り込まれています。



ユニフォームカラーは、深い海と高い空を表すジャパンブルーという濃いめの青を基調に、胸元と襟には、世界に挑む日本という意味を込めたジャパンレッドが、日の出の輝きを表すゴールドが右袖にアクセントカラーとして使われています。


同時に発表されたなでしこジャパン(左)とフットサル日本代表(右)の新ユニフォーム。いずれも、日本代表チーム同様のコンセプトでデザインされています。